小江戸川越で音声ガイドの実証実験をしてきた!学んだ豆知識・人通りが多くてほとんど聞こえなかった話。
ご無沙汰しております~!
いやぁ、師走はやっぱり忙しいですねぇ。
みなさんは、今年中に、何か片付けたいこととか、区切りをつけたいことってありますか?
わたしは何片付けたいかなぁ…
やっぱ、めんどくさい人間関係かな!うふふ
ではでは、今回は、小江戸・川越に行って、音声ガイドツアーの実証実験をしてきた時のこと。
ウナギを奢ってもらうことを目的に、この日は父・ジュンイチと一緒にお出かけ!
音声ガイドツアーとは
概要
音声ガイドツアーの実証実験とは何ぞやと。
このチラシをご覧くださいませ。
道を歩いて、途中にある建造物の解説をアプリからきけるんですね。
受付
音声ガイドツアーの受付があるとのことで、そこまで行ってみると
参考写真:まちをミュージアムのように楽しむ 川越蔵造りの町並み「音声ガイドツアー」の実証実験を開始します | 2017年 | お知らせ | 株式会社丹青社
なにやらかわいらしいフォルムの車が停車中。
ここで、担当のおじちゃんが音声ガイドについて一生懸命説明してくれて、無事、音声ガイドのアプリダウンロード完了。
アプリ
DLしたアプリのインターフェースがこんな感じ。英語版と日本語版。
地図とアプリの番号を照らし合わせて、スポットごとにガイドを聴いていくわけだ。
なるほどね。
主催会社・株式会社イヤホンガイド
この音声ガイドをつくっている「株式会社イヤホンガイド」は、歌舞伎座や文学のイヤホンガイドも手がけているらしい。
なので、このガイドで流れてくるおじちゃまの声は、歌舞伎座のガイドと同じ声なのだ。(と、説明された気がする。)
川越の歴史
音声ガイドも参考にさせてもらい、ちょこっと川越のご説明。
川越は、江戸方面・隅田川に繋がる、「新河岸川」からの水運によって、江戸時代から商人の町として栄えた。仙波東照宮・喜多院もあり、徳川とゆかりの深い街である。
「蔵造りの街並み」としても有名だが、それは、明治26年の川越大火がきっかけなのだそう。
以前は木造住宅が立ち並んでいたが、川越大火で次々と焼け落ちてしまい、それはもう大惨事だったらしい。
そんなときに生き残ったのが、蔵造りの建物、大沢家住宅。
火事後、商人のみんなは「火事から財産を守ろう!」ということで、火に強い蔵造を立て始めたんだと。
大沢家住宅は、江戸時代の1792年に建てられ、それがそのまま今でも残っている。
観光開始
時の鐘
そんな歴史的背景も踏まえ、まずはかの有名な「時の鐘」に行ってみる。
ふぉぉぉ、壮大だ……
とか言いたいけど、実はわたし、川越から電車で15分くらいのところに住んでいるので、もうこの光景は見飽きている。
じゃあ来るなよとか言わないでください。
今回は、新しい川越を発見しに来たんです。
音声ガイドを聴きながら、時の鐘の下をくぐってみる。
ここで音声ガイド発動。
「川越のランドマーク、時の鐘は、現在、毎日4回時を告げています。」
ほほお。毎日4回なのね。
後ろをふりかえってみると、何やら神社が。
ここは現在「薬師神社」という神社らしく、江戸時代の初期は「浄蓮寺」の境内の一部だったんだと。
突然、音声ガイドのおっちゃんに呼び掛けられる。
「さて、皆さまの足元にご注目を。」
おお、なんだなんだ。
「参道に黒い敷石が三枚ございます。実はこれ、薬師様のご利益にあやかるため、ある漢字を表しています。さて、何の文字に見えますか?答えは境内の左手奥。そこに書かれた絵馬をご覧になると分かります。」
いきなりのクイズーー!
まず黒い敷石ってどれだ?
みなさん上の写真で見えますか?
雨上がりで分かりにくいんですが、手前の敷石が3枚、ちょっと黒っぽいですよね。
言われた通り、境内の左手奥に進んでみる。
そこで発見した絵馬がこれ。
そして、絵馬に書かれていた文字。
「め」・・・??
なにが伝えたいんだ音声ガイド…め…?
黒い敷石は、「め」には見えないし…
そこでわが父ジュンイチがひらめく。
「あ!目だ目!」
ん…?
…ああ!!!!
わかりました?見比べてみてください、うふふ。
そのほか、音声ガイドが聴けるスポットがたくさんあって、頑張って聴いてたんですがね。。
なにせ人通りが多すぎて、のんびり聴けない。止まれない。
しかも、地図とスマホを両手に持ったまま、双方照らし合わせて歩くのは、とてもめんどくさい。
人が多くてざわざわして、音声ガイドが聞こえない。
ということで、あんま音声ガイドは利用しませんでした。
気合いで活用しきろうと思ったんだけど、ダメだった。
コンテンツや内容自体は興味深くできていたので、ケータイだけでマップが見れたり、歩きながら聞き流すことができたら、もっと良くなると思います。
という被験者の意見を、一応この場で述べておきます。
改善されたらもっと色んなところで実用化してほしい!
菓子屋横丁
そんなこんなで、街をぶらぶら。
昔から慣れ親しんでいる、菓子屋横丁。
職人さんがつくってる、竹とんぼの出店。
この竹とんぼほんとにすごくて、絶妙なバランスで木や手にのっかる!
日本聖公会川越キリスト教会
音声ガイドによると、ここは英国系のプロテスタント教会で、明治初期に布教活動が始まったんだとのこと。
初期の建物は、川越大火で焼けてしまったため、大正10年に再建築されたもの。
設計者は、立教大学礼拝堂の設計も手掛けている、アメリカ人のウィリアムウィルソンという人らしい。
立教大学出身のジュンイチは、「おお~ウィルソン君か~!」と、なぜか得意げ。
うなぎの「小川藤」
そして、ひとしきり回った後は、念願の、うなぎ!
今回行ったウナギ屋さんは、「小川藤」。
昔、私と、お父さんと、おじいちゃんで来たことがあるんだとか。
私は当時ちっちゃかったから、その時のことは記憶にないけど、ジュンイチは美味しかったから覚えていたらしい。
んん~!店の外までいい香りが充満…
店に入ると、2階席に案内される。
なんかおばあちゃんちに来たみたいで、落ち着くかんじ。
日本酒を飲みながら、うなぎを待つ。
そしてやってきた。
んまっ!!
喜多院
喜多院は、3代将軍・徳川家光が生まれた場所であり、家光公の乳母をしていた春日局化粧の間などもある。
ここも、小さいとき親子3代で来ていたらしいのだが、まったく記憶になし。
いろいろな施設を見るには、どうも入場料を払わなければいけないらしい。
むかし来たけど、覚えていないということは、そんな大したこと無いんだな…と判断し、フォトジェニックな写真を撮って、喜多院は終了。
まとめ
改めて行ってみて、川越の歴史とか建造物の詳細を聴くと、川越も結構奥が深い。
今は一部しか残っていないですが、むかしは川越城もあったため、いたるところでお城の堀が残ってたりして、当時を想像しながら歩くと結構楽しかった。
このお堀の形だと、「うおーーー!!」って向かってきた敵陣が、すべって堀に「うわーーーー!」落ちて、その間に弓矢とか炎が飛んでくるんだろうな…とか想像。
けど平和な江戸時代に建てられたお城だから、堀が活躍するときはあまり無かったのかも?
もし知ってる人いたら教えてください!
音声ガイドも気になる方はぜひ!