たびしタイ

100年以上続く大企業でサラリーしてるけど、旅やゲストハウスや新しいことが好きで変態だよ。

笑える政治ショーに参加!政治家人狼ゲームから投票に行かないと損する仕組みまでを学ぶ学ぶ・・・

ハロー、たにです。

今日は、日本橋にあるCITANというゲストハウスで音楽ノリノリしながらブログ書いてます。て言っても、地下のバーがDJブースなんですが、すごく仲間でパーリ―&ロマンティックオシャレ!!って雰囲気なんで、1つ上のフロアでビートだけ聴きながらひとりノリノリしてます…

 

先日、Twitterを見て勢いで、たかまつななお嬢様が社長を務める、笑下村塾主催の『笑える!政治教育ショー』に参加してきました。

たかまつななお嬢様、みなさんご存知でしょうか。

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ご本人のブログからプロフィールを拝借させて頂くと…

【肩書き】
お笑いジャーナリスト、お嬢様芸人、
社長、大学院生、YouTuber

【所属】
(株)笑下村塾、
東京大学大学院情報学環教育部、
慶應義塾大学大学院政策メディア研究科

【夢】お笑い界の池上彰になりたいと奮闘中 

 現役の東大大学院生で、社長で、お笑い芸人で、しかもお嬢様…なんと。

以前何度か、バラエティ番組でお見かけしたことがあったのですが、最近までそれが、たかまつななさんだとは知らなかった。

そんな私が、つい1,2か月くらい前にTwitterを発見し、「あ!この方テレビでわかりやすく鋭い意見を言っていた方だ!」とフォローをはじめ、そこで始めてたかまつななさんのお名前を知り、そしてたまたま流れてきた告知につられ、そのまま笑える政治ショーに参加するに至った。

勝手にひとりで2回お見かけした(?)感覚に陥っている。

 

そして、今回の政治ショー、終わってみて今抱いている感想は、エンターテイメントって力強い!!頭にすんなり入ってくる!ということ。

 

 

六本木にあるDMM社にいざ潜入…

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今回開催されるショーは、DMMのクラウド営業部が主催している模様。エントランスはこんな感じ。(な、なぜ馬がいる…?)

 

ここから奥に入り、輝く動物たちのプロジェクションマッピングが施された廊下を通過、その先にある会議室に踏み入れると… 

 

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数人の方たちが既に着席して待っていらっしゃる。みなさん少し緊張した面持ちのご様子。

ちなみに写真に撮り忘れてしまったのですが、写真左手のほうは壁一面の窓越になっており、高さ21階からの六本木パーリ―ナイトヴューが広がっております。(ディージェーキェオrリー!!!)

 

 

手元を見てみると、なにやら怪しげな紙が。どうやら、ほかの人の席にも置かれているよう。一体なにが始まる‥!?

 

 

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お笑い芸人・三拍子さんの登場!

 みんなの「The・緊張」「シーーーーン」の空気をぶち壊すように現れたのが、お笑い芸人の三拍子さん!

元気に「どうもーーー!!!!」って現れて、ヘンな歴代政治家の歌を歌い、徐々にみんなの空気を柔らかくしていく。ボケるたびに、みんなの笑い声も大きく開放的になっていく。笑いのチカラってすごい、最初から度肝を抜かされた、とかそんなんじゃなく、そう思う間もなしにこれから始まることに馴染むことができた。

 

そもそも民主主義って?

最初は、「そもそも民主主義とは?」というテーマから。民主主義、うーん、多数決??そんなみんなの意見を代弁してくれる三拍子のおふたかた。MCの森枝さんは、その答えをプリンに例えて説明してくれる。

 

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「ものごとの決め方には3種類あって、暴力・ルール(?)・多数決。」

(?って、ああ、めっちゃ悔しい、別に忘れたとかじゃないんだよ、ないんだけど、家帰ったらたかまつななさん著の政治の絵本買ったから見直してみようかな?もし間違ってたら後日訂正するってことにしようかな。そうしよう。)

※帰宅後確認しました。「ルール」ではなく「掟」でした!似たようなもんだったネ!

 

「多数決が正解なのですが、そうなると少数意見の人の意見が反映されなくない!?だから、投票に行かないと損してしまうんです。」

 

実際どういう風に損してるの?

「じゃあ実際に、このグラフを見てみてください。これは、日本の国家予算なんですが、若者(教育)に割かれている予算はいったい何色の部分でしょう?」

 

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「え!?まさかこの流れで、絶対赤ではないでしょ!!!」三拍子さんが、秒速でみんなの心の声を代弁し、真剣な参加者の顔がほころぶ。

ちなみに、若者のために割かれている教育費、答えは下の財務省のページに乗ってるから見てみて!

財政に関する資料 : 財務省

 

研究結果で、具体的な損失額が出されてもいる。

 

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若者(20~49歳)の投票率が1%下がると、社会保障費がお年寄りに偏ったりして、1人当たり約135,000円損をするとの試算らしい。めっちゃもったいない。

 

投票しないとどんなことが起こるのか実際に体験してみよう!

「こんな法案があります!ジャン!『50歳以下、選挙権を廃止!』」わーお。なんてひどい。「これについて、今から実際にシュミレーションしてみます。」デモンストレーションの有志の方が前に出て、彼らにカードが配られる。「みなさん、それぞれ配られたカードの年代になりきって、自分の意見を述べて下さい。」

三拍子さん、10代女子高生のカードを引き、終始「まじ卍」を連呼。

 

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この写真だと、単純な多数決ではもちろん反対のほうが多い。そこでMCの森枝さん、「実際は、有権者数の比率がちがいます。」

有権者数の比率に合わせて各年代の点数配分を、10代 [10点]・20代 [60点]・40代 [90点]・60代 [90点]・80代 [40点]にする。その点数を合計すると、賛成[130点]vs反対[160点]、反対のほうが多い。

 

「けど、全員が投票するわけではないですよね・・・」といって、森枝さんが各年代の投票率をどん。

お・・・20代と40代に流れる不穏な空気。

 

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有権者数×投票率で、各年代のポイントが、10代 [5点]・20代 [18点]・40代 [45点]・60代 [63点]・80代 [24点]となり、それを合計すると…賛成 [87点] vs 反対 [68点]。

「50歳以下選挙権廃止」の法案が通ってしまった。

 

「だから、投票に行くことで理不尽な政策を阻止し、社会をいい方向に変えられるんです。」

 

悪い政治家を見破れ!人狼ゲーム

次は、悪い政治家を見破るという人狼ゲーム。

 

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基本ルール

参加者は5人一組になり、それぞれの手元に1枚ずつカードが配られる。カードの種類は、「いい政治家」・「悪い政治家」・「悪い秘書」・「有権者」・「有権者」の5種類があり、手元にあるカードの役を演じる。

各々、誰がどの役職かは知らないのだが、「悪い秘書」だけ「悪い政治家」が誰かを知っている。そして、「悪い秘書」の役職の人は「有権者」を装って「悪い政治家」の法案を通らせるようにしなければならない。 

 (※詳しくはたかまつななさんの「政治の絵本」を読んでね。)

 

感じたこと

先に感じたことを言うと、実際、どの法案もそれぞれの意見があり、ここでは良い or 悪い特に関係ないのだが、このゲームを通じて、わたしは、人はイメージに引っ張られるということを強く感じた。

 

実践!

私は、1回目に「救急車を有料化する」という法案に対して「反対」をした。役職は、「悪い政治家」である。反対の理由を力説し、社会的なセーフティネットは誰もがためらわず享受できるべきだともっともらしい主張をしたが、なにを隠そう私は「悪い政治家」。有権者の人々は、そんなこと知らない。

演説が終わり、「誰が悪い政治家だったでしょう」という呼びかけがされる。結果、「良い政治家」が悪い政治家だと汚名を着せられ、ボコボコにされた。

 

2回目、私は「いい政治家」の役職についた。(2回も政治家を引くなんて…) 今回は、「飲酒・喫煙は18歳からOK」という法案に「反対」した。そしてまた、「まだ成長する18歳では健康的によくない、そして理不尽な飲みハラをかわすため、法的に守られた中で周囲の飲み方を観察する猶予期間が必要である」と主張をした。今回は、「良い政治家」であるから、私はなんにも悪くない。

みんなの主張、演説が終わり「悪い政治家」を当てる時間。結果は・・・「良い政治家」だったはずの私が、有権者の満場一致で「悪い政治家」だと思われてしまった!!

 

ポイント

ここでポイントとなってくるのは、「悪い政治家」の隣につく「悪い秘書」 。この人も、有権者を装って政治家に意見するのだが、この人の影響力次第で悪い政治家の法案を通すこともできるし、いい政治家を悪い政治家に仕立て上げることもできる

 

この結果になった理由の予想

2回目、私は自分でいうのもあれだけど、とてもいい市民のことを思った意見を言っていたと思う。それでも、有権者のみんなから悪い政治家だと思われたのは、1回目の悪い政治家の印象が引きずられているのではないかと思った。

一回目、「え!まさかタニが悪いやつなの!?」という出来事が起こり、→「もうこいつは悪いやつでも自信満々に振る舞うんだ…」→「言ってること、もううさん臭く聞こえるぞ…」→「こいつのこと信じられないな…」そんな心理の流れが、有権者の中にあったのではないだろうか。

そんな不安定な有権者の心を、悪い秘書なんかがそそのかしたら、もう世論はそっちに傾いてしまう。

 

おそらく、現実の世論はもっともっと複雑だけど、印象操作はどんな仕組みで起こるのか、実際に体感することができて、とっても勉強になったワークでした。

 

さいごに

 1時間半のショーを通じて和やかになったみんな、最後に「ごきげんよう」ポーズで記念撮影。

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このあと、たかまつ様のサイン本を購入したのですが、年齢を聞いて下さり、「23歳です」と申し上げたところ、「私も24歳なので年近いですね!」とおっしゃる。

年近いのに、こんだけご活躍されていて、努力されていて、進む方向と志がハッキリされていて…オイオイ、自分大丈夫ですか???

 

他に話した人も、もうみんな変人ばっか。ビッグになりたいから、ビッグな人のオンラインサロンに行きまくると言っていた高校生。すげえよ。

お姉さんも、感覚的にはあと1年は悶々としながら行動しなきゃかなってかんじ。将来一緒におもしろいことしようぜ青年!!

 

 

(※記憶を頼りに書きました。もし関係者の方がご覧になった際、ルールや解釈などに間違いがあれば、お手数ではございますが遠慮なさらずにご指摘をお願い致します。)