馬喰町CITANに宿泊②相撲協会!私を中に入れてくれないのか!?そんな時に行ける両国周辺観光はココだぞ
こんにちは~。
インフルB型に感染し苦しんでいますが、自宅で強制的にゆっくりしなきゃいけない時間っていうのもいいもんですね。めっちゃきついけど。まじ鼻と喉と頭痛い。
さて~前回の記事に引き続き、馬喰町のCITANに宿泊した時のこと。
CITANのある馬喰町は、とっても立地が良く、秋葉原や神保町、両国などいろんな主要都市までなんと徒歩15分程度で行けてしまう。私は、日本人なのにこれまで両国をちゃんと観光したことがない!という半ば羞恥の念から、今回は、日本の国技を学びに、両国国技館の中にある相撲博物館を目的地とすることにしました。
掘り出し物たくさん。馬喰町問屋街
CITANから両国方面に歩いて約1分、早くも何やら文化的香りのするストリートに出くわす。
ん~~、いい感じに廃れてる。これ、実は全部、呉服屋さんとか問屋さん。「さすがにこんなとこにカワイイ服ないよな~やっぱルミネでしょ~」とか思いながらぶらぶら歩いていたのですが、露店に並んでいる服を横目に見ていると、なんか、なんか、意外と安くてかわいいものがある。
意を決して、「洋服のサカゼン」というお店に入ってみる私。
1時間後、金欠にもかかわらず、イタリア直輸入ワンピース1着を購入。お値段6,800円。
ここの服、手触りとか品質がとてもいい。わたしイタリア直輸入とか初めて買っちゃったよ。(しかも、後日会社に着ていったら女性の同僚に「カワイイ」って言ってもらえた。)直輸入ってわかると、仕入れのイメージがつきやすいからいいよね。
店内の商品を見ていると、けっこうクオリティの良いものがお求めやすい価格になっていて、体感としては、デパートとかショッピングセンターにある質のものが半額くらいで買えるかなってかんじ。アウトレットよりも、モノはぜんぜんいい。これからいいものが欲しい時はここに来る。もうルミネで買い物できないわ。
両国国技館へ向かう
ジューシー肉汁のメンチカツ
予想外の問屋街と巡り合い、時間はもうお昼。。おなかが空いてきたので食べ歩きをすることに。寄ったお店はこちら。
お店の名前がよく分からないけど、食べログで調べたところ「風の蔵」というお店らしい。メンチカツと焼ドーナツのお店なんですって。
それでは、メンチカツ。いただきます。
んん!このメンチカツ、美味しい!肉汁がジューシーで、玉ねぎのサクホクッとした触感がお肉の甘みを引き立てている!このメンチカツが、実家の夜ご飯にでてきたら、けっこうテンションあがると思う。
両国国技館の前の相撲拠点、回向院
力塚
メンチカツから5分くらい歩いたところにある回向院。
この回向院では、1768年(明和5年)から寺社の造営・修復の資金を捻出する勧進相撲が行われており、1833年(天保4年)~1909年(明治42年)の両国国技館ができるまで、春秋2回の興行の定場所となっていました。この46年間は、現在の国技館で行われている相撲がここで行われていたんですね。
中に入ってみると…
おおお~~、立派な塚。回向院の解説によると、これは相撲年寄の慰霊と弟子たちが力を授かるように祈願する碑なのだとか。
力塚の碑は、昭和十一年に相撲協会が歴代相撲年寄の慰霊の為に建立したものですが、その後も新弟子たちが力を授かるよう祈願する碑として、現在も相撲と当院とのつながりを示す象徴になっています。
岩を削れ!鼠小僧次郎の墓
さらに奥まで歩いてみると、何やら人だかりが。
この奥に岩があって、みんな一生懸命その岩を削っている…!
一体何なんだこの光景は。。。
どうやらここは、あの有名な盗人鼠小僧のお墓らしい。鼠小僧の、なかなか捕まらなかったという強運伝説ににあやかって、人々はこの岩を削り、その粉を財布などに入れてお守り代わりにするらしい。みなさま用意周到で、ジプロックなどを持参してる方がけっこういた。そこに粉を集め入れて持ち帰るんですね。
私もね、一応縁起物なんでね、削ってきましたよ。ティッシュに包んで。23歳のOL女子がね、一人で。鼠小僧の墓で岩を削るって。どんな光景よって思いながら。めっちゃ幸薄そうやん。
回向院は入場料無料。削るのももちろん無料なので、さあ、あなたも鼠小僧の強運にあやかっちゃいましょう。
両国国技館に到着!しかし…
回向院から歩いて10分くらい、両国国技館が見えてきた!
よくテレビとかネットで見るのぼりを間近で見て、ちょっとコーフン。ちょうど場所開催中だったので、人もたくさん溢れかえってる。こういうとこに来ると、今までテレビの中の世界だった相撲が一気に身近になるなと感じた。いや~相撲界今いろいろ問題あるけど、内部では一体どんな文化が広がってるんだろう、とちょっと心配になってしまう。
まあ、それは置いといて、さあ、この中ですね、相撲博物館は。
場所開催中だから入場規制している模様。嫌な予感。入り口で聞いてみる。
わたし「相撲美術館ってどっから入れますか?」
スタッフさん「あー、今日は相撲の観戦チケットがないと入れないですねー。」
観戦チケットがないと入れないですねー。
まじか、ほんとに最近の相撲協会…ry
BYE
しょうがないから別の場所を観光
めっちゃかっこいい、刀剣博物館
国技館から歩いて3分くらいのところにある、旧吉田庭園。
入場は無料です。
とっても落ち着く庭園なんですが、この奥にあるもっとすごいのが、刀剣博物館。
入り口はいって一階では、日本刀ができるまでの動画が見れる。たたら製鉄から刀身作成、そして最後の研ぎまで一連の流れを学べるのだが、この映像が本当に美しい。自然と一体になった日本刀づくりも神秘的だし、映像の取り方も美しくて、色んな意味で勉強になる。10人くらいが人だかりになって、みんなずっと見てた。
入場料1000円払うと、本物の日本刀が見れる。この博物館のつくり方、うまいよなー。こんな動画で感動させられた後に、そりゃ本物見たくなるわ。日本刀を生で見たことがなかったので、みてみることに。
中に入ると、こんなかんじ。
私は日本刀の知識なんぞぜんっぜんないから、どう目利きすればいいのか全く分からなかったけど、これだけの刀剣があるとやっぱちょとゾクゾクってなる。
その刀の年代は、刀の名前と柄の部分のさび具合を見るらしく、この刀は約700年前のものらしい。700年前、鎌倉時代ごろに誰かが人を切ったものですかね・・・いまは全て光り輝いてる刀剣ですが、その昔には血を浴びたものがたくさんあるのです。
というのを解説員さんから聞いて、ゾクゾクするのも納得。
刀剣博物館は、1階の映像・休憩スペースは入場無料。2階の展示スペースは入場チケット1000円です。展示スペースでは、本物の刀鍛冶さんや研ぎ師さんが、解説員として色々教えてくださいます。(が、私のような若者には少し冷たかった印象。)
最後は関東大震災、東京大空襲のメモリアルパーク
最後に立ち寄ったのは、刀剣博物館から歩いて3分くらいの横綱町公園。
この公園は、公園自体がメモリアルパークになっていて、1923年9月1日の関東大震災、1945年3月10日の東京大空襲の慰霊碑や記念館がある。
震災の時、東京中が火事に覆われ周辺住民の方々もこの公園に逃げ込んだらしいんですね。けど、避難者が持ち込んだ大量の家財道具などが燃えて、この場所でも多くの人が亡くなってしまいました。
この震災と火事の時に、鎮火の要因として崖や広場、樹木などが焼け止まりとして機能したことが判明しました。その教訓を生かし、現在、東京都内に敷地面積の広い、木々の豊かな公園や庭園が点在するに至っています。
展示されていた、震災後の写真。必死で動く大人たちと、親とはぐれたのであろう途方に暮れた子どもの表情が見て取れますね。
現在は、子どもたちが走り回って遊んで、心地いい玉砂利の音が響いて、とっても平和なこの公園。この、のどかな風景がずっと守られますように。
横網町公園の記念館は、入場料無料です。
まとめ
馬喰町周辺、私的一番の収穫は、安くていいものを売ってる問屋さんがたくさんある、ということ。あとはぶらぶらしてて気づいたのですが、ゲストハウスとかコモンスペースがたくさんあるということ。聞いてみたら、空港からも主要都市からもアクセスしやすいので、最近色んな人が集まる土地としてゲストハウス激戦地になっているのだそう。
これ、ファッションとゲストハウス融合してなにかできないかな。。ゲストハウス経営、始めてみようかな。。
次は、もっかいCITANの話に戻って、DJブースのこととか、第2回ゲストハウスメシのこととか書きますなり。
前回の、CITANのことメインで書いた記事はこれです↓