たびしタイ

100年以上続く大企業でサラリーしてるけど、旅やゲストハウスや新しいことが好きで変態だよ。

一心不乱に遊んで泥んこになるなんていつぶりだろう。田んぼは多様性の宝庫。

こんにちはー、タニです。

 

この前、千葉の田舎で田んぼを耕してきました。農薬もなく、肥料も何も使わない、自然の土地をエッサコラエッサコラと。

 

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そもそもなんで田んぼなんか行こうとおもったかって、だっていつもいる東京の街、灰色のコンクリートジャングルなんだもん。ずっとせかせかしてたら、疲れちゃう。

 毎日仕事に疲れてたり、忙しい毎日をちょっと立ち止まってみたいあなた、田んぼ、いいですよ。

 

 

微生物のチカラのみに頼る田んぼを耕す

SOSA Project代表のまりりんさん、土まみれで素敵。

渋谷から車で約2時間、着いたのは千葉県匝瑳市の「アルカディア」というところ。

 

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ここの田んぼは、農薬や肥料を一切使わず、微生物や虫や動物、すべて自然の力でお米を育てている。もちろん、機械も使ってない。

 

ここを運営しているNPOの代表まりりんさん、開墾初心者のみんなに、どうやって畑を耕すか教えてくれる。

 

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説明も真剣に聞いてたんだけど、それよりもっと私が気になったのが、まりりんさんの出で立ち。カジュアルなジーンズとパーカーが、泥だらけ。そんな状態が、なんだかとっても似合ってる。そして、目が大きくて輝いていて、綺麗。

実はまりりんさん、難聴で補聴器はしてるけど耳がほとんど聞こえないのだと。けど、そんなの感じさせないハッキリとした口調で、みんなの前に立ち説明をしてる。すごい。

 

いつもの都会のビジネスの場では、ドロとかシミとか着いてる服は清潔感がない、ありえない。って感じだけど、環境によっては、ドロやシミが美しくカッコいいものになる場所もある。

 

作業前半:草を刈って燃やす。

教わった方法で、土地を耕していく。まずは草刈りから。

 

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こんなボーボーの土地を

 

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よっこらよっこら。これはおじーちゃんおばーちゃんがやるとなると大変だ…。草を刈って、それをはじに寄せて、燃やす。

 

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この作業だけで2時間くらい。

 

ランチタイムは田んぼから手作りの玄米おにぎり

ここまででもけっこうな重労働。お腹すいた。ので、ランチタイム!

無農薬野菜を使った、先輩手作りの豚汁。と、昨年ここの田んぼで丹精込めて育てた玄米おにぎり。(わたしが育てたわけではない)

 

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どかんストーブを燃やす先輩たち。

 

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この玄米おにぎり、めちゃめちゃ美味しかった。去年の5月に田植えして、秋に収穫した玄米なのだそう。甘みと旨みがすごくて、具は何もいらない。高級米じゃ味わえない、自然の味。

 

後半作業:天地返しとあでづくり

さてさてランチの後は後半の作業。

土地を耕していく、天地返しの作業。

 

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これもまた、水を含んだ土が重くて大変。「ほ〜、ほっ!」って掛け声が、意図せずもれる。いいかんじに、カラダに疲労がたまってくる。けど、なんかエネルギーに溢れてまだまだ動けるぞ。

 

耕したあとは、周りに土を盛って「あで」を作っていく。

 

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この、土が盛られているところがあで。

そして、土地ができてきた。

 

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たくさんの生き物たち

田んぼには、たくさんの生き物たちが。カエルにザリガニ、カニにネズミ。なんかのタマゴもあったり、ちっちゃい虫たちもたくさんいる。生き物がたくさん住んでる土地、多様でオモシロイ。

これはカエルの足。引き締まった太ももの筋肉が素敵。

 

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そして、まりりんさんの号令がかかり、今回の田んぼ作業は終了。ふー、つかれたと思いきや、なんだかココロもカラダもすっきりしているぞ。エネルギーに満ちていて、まだまだ動ける。

 

人間って理性的な生き物だけど、無理せず自然に生きてもいいよね

 

今回の田んぼに参加する前から、そして耕しながら改めて思いました。人間だって動物なんだから、本来の性は自然と共に生きて行くものなんだろうな、と。やっぱり、自然に触れて、自分のカラダを作るものを自分で手入れしたり育てたりすると、エネルギーが沸いてくる。

私たちは、頭が良くて、理性もあって、その力で自分をコントロールすればほとんどどんな環境でも適応することができる。けどその環境は、本当に自分があるがままにいれる場所なんだろうか。自分をココロから幸せにしてあげられる場所なんだろうか。

ビジネスの資本主義の場に身を置いて、過剰なものを追い求めすぎてはいないだろうか。

 

今回は先輩の会社のプロジェクトの一環で参加させてもらいました。

 

今回の田んぼは、起業している大学の先輩からのお誘いで参加しました。2ndPASSという、パーソナルトレーナー育成事業を展開している会社さんで、これから新プロジェクトAnalog Powerを始めるのだそう。これは、そのプロジェクトの一環みたいです。今度の5月には、一緒にホノルルトライアストンにも挑戦する予定。 なんだか、新しいこととか、本来自分がやっていきたいことができてきてワクワク。

(前に、先輩が会話の中でこんなことを言ってました。「なんかこの年代(今の20代前半)ってすごくね?って、社会から言われるような年代にしたい。」力強い言葉で、今でも覚えてます。)

 

ホームページ↓

【公式】2ndPASS(セカンドパス)パーソナルトレーナー養成スクール - 2ndPASSパーソナルトレーナー養成スクール

(わたしは回し者じゃないよ。)

 

あ、そういえばここはトイレも微生物のチカラだけで分解します。 

 

ここに来てビックリしたのが、トイレも微生物のチカラで分解してしまう、ということ。そんな手作りトイレがこちら。

 

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下は、普通の草の生えた地面!!そのままみんなが用を足したものが見える!のだけど、ニオイは全くせず。横の茶色い鉢に入った、おがくずみたいなやつを排泄物にかけると、微生物が分解してくれて自然にかえるのだそう。

ふぬぅ、、これまでの便利道具必要ないじゃん。

 

 

この日に泊まった、とっても素敵なホステルの話↓

ytanipooo.hatenablog.com